パキポディウム属(Pachypodium)はマダガスカル・南アフリカ原産の多肉植物で、流通している主な種は15種類ほど。属名の意味は「太い足」(ギリシャ語 pachys + podion)。国内で最もよく流通するのはグラキリス・ラメレイ・恵比寿笑い(ブレビカウレ)の3種です。
目次
パキポディウム全種類の難易度別一覧
初心者向け(育てやすい・流通量が多い)
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| 種名 | 通称 | 特徴 | 記事リンク |
|---|---|---|---|
| P. lamerei | パキポディウム・ラメレイ | 最も流通量が多い入門種。白い幹と白花 | 詳細記事 |
| P. geayi | パキポディウム・ゲアイー | ラメレイに似るが灰色のベルベット状幹。赤い葉脈 | 詳細記事 |
| P. rosulatum | パキポディウム・ロスラーツム | コンパクトな株形・黄花 | 詳細記事 |
| P. horombense | パキポディウム・ホロンベンセ | ロスラーツムに近縁・丸みある塊茎 | 詳細記事 |
中級者向け(管理のコツが必要)
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| 種名 | 通称 | 特徴 | 記事リンク |
|---|---|---|---|
| P. gracilius | パキポディウム・グラキリス | 最人気種。丸いボールのような塊茎 | 詳細記事 |
| P. brevicaule | 恵比寿笑い | 扁平な塊茎・黄花。低温と過湿に弱い | 詳細記事 |
| P. densicaule | 恵比寿大黒 | グラキリスと恵比寿笑いの自然交配種説あり | 詳細記事 |
| P. baronii | パキポディウム・バロニー | 赤い花が特徴・属内では珍しい赤花 | 詳細記事 |
| P. windsorii | パキポディウム・ウィンゾリー | 赤花・マダガスカル北部固有 | 詳細記事 |
上級者・コレクター向け(希少・管理が難しい)
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| 種名 | 通称 | 特徴 | 記事リンク |
|---|---|---|---|
| P. inopinatum | パキポディウム・イノピナツム | 高山種・涼しい環境を好む | 詳細記事 |
| P. eburneum | パキポディウム・エブレネウム | 象牙色の棘・マダガスカル固有 | 詳細記事 |
| P. ambongense | パキポディウム・アンボンゲンセ | 希少種・入手難 | 詳細記事 |
| P. decaryi | パキポディウム・デカリー | 螺旋状に並ぶ葉が個性的 | 詳細記事 |
| P. saundersii | パキポディウム・サンデルシー | 南アフリカ産・白花・根型 | ─ |
| P. succulentum | パキポディウム・サクレンタム | 根塊型・流通が増えている | 詳細記事 |
種類の選び方:目的別おすすめ
「最初の1株」を選ぶなら
ラメレイ(P. lamerei)がベストです。理由は:
- 全種の中で最も安価(500円〜)
- 夏型で管理がシンプル
- 白い幹と白花という「パキポディウムらしさ」を十分に体験できる
詳しくは初心者向け塊根植物おすすめ10選を参照してください。
「最も人気・価値が高い種」なら
グラキリス(P. gracilius)。球形の塊茎が美しく、コレクター需要が高い。大型個体は数万〜十数万円になることも。ただし、人気に乗じた品質の悪い株も多く出回っているため、購入先の選定が重要です。
「花を楽しみたい」なら
赤花を咲かせるバロニー(P. baronii)またはウィンゾリー(P. windsorii)。珍しい赤花系パキポディウムとして、育てて開花した時の達成感が大きい。
「コンパクトに育てたい」なら
恵比寿笑い(P. brevicaule)。扁平で大きくなりにくく、省スペースで育てられる。ただし低温と過湿に敏感なため、冬管理に注意が必要。
パキポディウムの共通育て方
すべての種に共通する基本管理:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日照 | 直射日光6時間以上(夏型は特に重要) |
| 水やり | 春〜秋は土が乾いたら充分に。冬は落葉後ほぼ断水 |
| 最低気温 | 5℃以上(種により異なる。恵比寿笑いは10℃推奨) |
| 用土 | 硬質赤玉土4:軽石3:鹿沼土2:くん炭1(用土ガイド参照) |
| CITES | App. II(すべての種) |
冬の管理詳細は塊根植物の冬越し管理を参照してください。
グラキリス・ラメレイ・恵比寿笑いの3種比較
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| 比較項目 | グラキリス | ラメレイ | 恵比寿笑い |
|---|---|---|---|
| 塊茎の形 | 球形〜卵形 | 細長い円柱 | 扁平な塊 |
| 花色 | 黄花 | 白花 | 黄花 |
| 成長速度 | 遅い | 速い | 遅い |
| 難易度 | 中 | 易 | 中〜難 |
| 価格 | 高い | 安い | 中程度 |
| 初心者向き | △ | ◎ | △ |
まとめ
- パキポディウムには15種以上の品種があり、難易度は大きく異なる
- 初心者の最初の1株はラメレイがおすすめ
- 最人気・コレクター価値が高いのはグラキリス
- すべての種がCITES付属書IIに掲載(ワシントン条約対象)
- 基本的な育て方は全種共通(夏型・断水越冬・直射日光必須)
